ジェリー・トーマスのガイド本に「マルティネス」が登場。甘口の極み。
ハリー・ジョンソンのマニュアルに「Martini」の名称で掲載。まだ甘口が主流。
ロンドン・ドライ・ジンの普及により、現在の「辛口」への転換が始まる。
米国の禁酒法下でジンの密造が容易だったため、マティーニが「隠れ酒」の象徴に。
007第1作『カジノ・ロワイヤル』刊行。シェイク・マティーニが世に知れ渡る。
クラシック・レシピへの回帰と同時に、多くの派生(チョコ、エスプレッソ等)が誕生。
マティーニの歴史は、カクテルの王様としての地位を確立するまでの「研ぎ澄まされた簡素化」のプロセスです。1860年代には重厚なリキュールに支配されていた液体が、160年の時を経て、今や数滴のベルモットの香りを纏うだけの究極のミニマリズムへと到達しました。